【執事にまつわる疑問5選】日本に執事って実在するの?

執事について

謎に包まれた執事という仕事。

こう思われている方も多いのではないでしょうか?

  • そもそも日本に執事って実在するの?
  • 執事の仕事って何をするの?
  • 執事って年収いくらくらいなの?
  • どんな服装で仕事するの?
  • どうやったらなれるの?

こういった疑問にお答え致します。

この記事を書いている私は現在執事歴3年のリアル執事です。

執事カフェとかで働いているとかではなく、お金持ちの主人に仕えています。

そもそも日本に執事って実在するの?

実在します。私です。

バトラー派遣サービスというものもありますが、私は違います。

日本バトラー&コンシェルジュ

このような会社があるということを知ったのは私が執事になったあとでした。

私の主人に個人的に雇われており、フリー(?)の執事です。

バトラー派遣サービスで執事になるのはものすごーくハードルが高いのです。私のようなスペックでは、とてもじゃないですが入社できません。

先ほどのHPによるとこんな方が募集人材として優遇されるとのことです。

海外でのバトラー経験者
海外のバトラー養成学校を卒業し、3年以上のバトラー経験を有する方

TOEIC900点以上、または同等の英語力、もしくは外国語コミュニケーション能力を有する方
グローバル勤務、ならびに深夜、休日の変則勤務、ならびに柔軟な勤務対応がが可能な方
Les Clefsd’Or(レ・クレドール)会員資格保持者
企業社長室で10年以上の勤務経験者
名門幼稚園、小学校受験経験者、また幼児教育関係の職業に従事していた方

http://butler-concierge.com/recruit/

私は何一つ該当しません。こんなハードルを越えられる方というのはきっと漫画のような執事になれるのでしょう。

なお私以外にもフリーの執事は存在はします。主人のご友人の中にも私のような執事を雇っている人がいらっしゃいます。しかし決してその数は多くないのも事実です。

執事の仕事って何するの?

大まかな内容としては『主人が望むあらゆることの代行』が仕事です。

ホテル、飛行機、レストラン、バーなどの予約を取ることやパーティなどのスケジュール調整をすること。もっと日常的なことで言えば車での送迎、お買い物、庭の植栽管理、家の修理点検掃除、洗濯などなど。

やらないことを探したほうが早いくらい、ありとあらゆることが仕事になってきます。

ただ、もちろん私はこのあらゆることのエキスパートではないため、手に負えないことについてはきちんと業者さんに依頼をします。

そのあたりの手配の代行も仕事のひとつですね。

仕事内容は本当に多岐に渡るので、詳しくはこちらの仕事カテゴリで書いていきます。

執事って年収いくらくらいなの?

私の年収は420万です。日本の平均年収をちょっとだけ下回るくらい。

執事界のトップともなればおそらく1000万を越える方もいらっしゃるのでしょう。

私の年収の理由は割とはっきりとしていて

  1. 執事未経験だったから
  2. 住み込みではなく勤務型の雇用条件だから

この2つが大きな理由です。

執事未経験だったから

どの仕事にも言えることですが、未経験の業種に転職する際にいきなり高給になることはありえません。もちろん何か目に見える業績や結果を残している方であれば違うとは思いますが。

私自身もサービス業の経験はあっても、あらゆることを代行して行う総合サービス職である執事は完全に未経験でした。そのため年収を提示されたときも特にそれが低いとも思いませんでしたし、当時の私の仕事の年収よりも高かったため、何も問題ありませんでした。

日本にはあまり執事という仕事がないため、この職種の平均や給与帯が分かりませんが、アメリカでは320~820万円という給与帯だそうです。それから考えると未経験なのに十分にもらえているのではないかなとも思います。

また現在3年目となりますが、すでにちょっとだけ報酬を上げてもらっていますので普通の企業に勤めるよりも年収UPスピードも早いです。

終身雇用という幻想が崩壊してから、企業勤めが疑問視される昨今になりました。しかしリーマンショックやコロナ禍という経済不安の局面を加えてもなお常にお金持ちで居続けたという方に雇われるほうがむしろ安定的しているのでは?と思う今日この頃です。

住み込みでなく勤務型の雇用条件だから

海外では完全に住み込みの形で執事をされている方もいます。主人の他の国の執事の方は住み込み型だそうです。

私にも執務室は与えられていますが私の家族の状況も勘案して頂き、通いの形で働かせて頂いております。

勤務時間は9:00~18:00(昼休みあり)、土日は完全に休日という超絶ホワイトな環境です。

いままでの仕事と比べると桃源郷のようです。

このような勤務型よりも住み込みで常駐している執事の方のほうがその報酬は高いです。突発的な対応や拘束時間が長いため当然ですね。

ちなみに主人曰く、住み込みの他の執事の方は私の倍くらいの報酬だそうです。

どんな服装で仕事するの?

よく漫画や映画では燕尾服で描かれることの多い執事。

しかし、実際に燕尾服を切ることはほとんどありません。というか私はまだ着たことがありません。

基本はスーツで仕事をしており、掃除、庭仕事、飼われているペットのお手入れのときなどはもっとラフに汚れてもいい作業服を着て仕事を行います。

海外のおうちでのパーティの写真を見せていただいたときには燕尾服を着ている執事の方もいらっしゃいました。国賓級のゲストがいらっしゃるときはそのように最上のおもてなしをするために執事や使用人の服装も最上なものにするそうです。

どうやってなるのか?

日本での正式なルートというのは、先ほどの会社のようなところに入社することなのではないかと思われます。

私は直接いまの主人からヘッドハントを頂きました。

【実体験から】執事に転職するために必要なこと4選

こちらにまとめてみましたので併せてお読みいただければと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は以下の疑問5選にお答え致しました。

  • そもそも日本に執事って実在するの?
  • 執事の仕事って何をするの?
  • 執事って年収いくらくらいなの?
  • どんな服装で仕事するの?
  • どうやったらなれるの?

ちょっと特殊な仕事『執事』のお話でした。

普段の仕事や仕事を通じて学んだお金持ちのことなど、他にも記事を書いていきますので読んでいただけると嬉しいです。

また「これってどうなの?」という疑問がございましたら、コメント欄に書いていただければお答え致します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました