落ち着いて考えれば当たり前ということでも、庶民の私は言われるまで気づけなかったり、逆に「あ、お金持ちのひとでもこう考えるんだ」というような共通点もあります。
上には上がいる。
これ、当たり前のことなんですが私からしたらお金持ちはすべからく「上」になるのでその「上の方々」でもこう考えているんだなということが衝撃でした。とはいえお金持ちですので、比べる対象がとんでもないです。
ただ、この話題を話をしているときの主人には特に嫉妬や妬みというものが微塵も見えないというのがとても印象的です。
私は自分より経済面なり、スキル面なりで上の方を見るとどうしても嫉妬の感情が芽生えてしまい、また自らを卑下するようなところがあったので、このときの話はよく覚えています。
アラブの石油王と比べたら私はお金を持っていない。
日本人で、こんなに高い車に乗っている、こんなに高い時計を持っている、こんなに贅沢な旅行に行ってきたということをSNSなどで発信する方がちらほら見受けられます。
ただ、私が仕事を通じてお会いするお金持ち、というか上流階級の方でそのようなことをしている方をあまり見たことがありません。その方のSNSでもそういったことを発信していることはありませんでした。
あるとき主人に「よくテレビやSNSでこんなに高い買い物や贅沢な旅行をしました、と発信している方がいますが、いつもお会いする方々でそのようなことをしているところを見たことがありません。なぜなんでしょうか?」と聞いてみたことがあります。
そうすると

それをするのは日本人に多い気がするね。彼らは本当のお金持ちだと思う?
私としては「あんなに高いものを買えているのであればお金持ちなのではないでしょうか?」というごく普通の回答。
しかし

あのようなことをしている本当のお金持ちを、私は見たことがない。
というのです。
日本では自称お金持ちの方々がSNS上でお金持ちマウント合戦をしているのだと言います。「俺はこんな金持ちなんだ」と言えるのは世界のお金持ちを見たことがないからとのこと。

だから私はお金を持ってはいるが、喧伝するようなことはしないし、誰かにお金持ちであるとわかってもらうようなこともしない。アラブの石油王と比べたらお金持ちではないしね。
海外に行けば、アラブの石油王やアメリカの不動産王など想像もつかないようなお金持ちがいる。上がいることが分かっていながら「お金持ちである」ということをアピールすることは不毛だ、むしろ自分にはお金しか価値のあるものがないと言っているのと同じだ、というのです。
これには衝撃を受けました。確かに比べるのもおこがましいくらいのお金持ちを知っていれば「お金」という尺度でなにかをアピールすることはないなと思います。いくら街の喧嘩自慢でもヘヴィ級世界チャンピオンの前で「俺は強いんだぜ」とアピールしませんよね。
本当に価値のあるものとは
お金と同じように比べてもしょうがないものというのは他にもあるそうです。それは外見の美しさや若さだそうです。
日本人にありがちなものとして流行で「かっこいい」とされている格好をする、過度な露出のある恰好をするということがあるそうです。
海外のパーティに行けば、それこそハリウッドスターのような美男美女がいるそうです。その中でいくら見た目をがんばったところで勝てるわけもありません。もちろんドレスコードがあるため最低限の身だしなみや恰好というのは必要ですが。
お金や見た目の美醜、若さなど分かりやすいものは絶対に上には上がいるため、そこだけに注力しても価値のある人間にはなれないのだと言います。それを武器に様々な経験を積み、それ以外の魅力を磨いていくことで唯一無二の価値を持てるというのです。
最後に
上には上がいるというごく当たり前のことを考えるにあたって、アラブの石油王やハリウッドスターというような雲の上の存在を持ってきて自分と比べてみるという視点はまったくありませんでした。
そうすることによってお金がどうとか、見た目がどうとか、どうでもよくなりました。そして自分が誰かより貧乏とか、劣ってるとかそういう嫉妬心が無くなります。だって、アラブの石油王と比べたらみんな貧乏だから。


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