ケルヒャースチームクリーナー購入前に私が感じていた疑問は以下の3つでした。
使い始めてから約1年経ちました。ケルヒャースチームクリーナーの使用感を知りたい方や、いま持っているけどうまく使い方を見出だせていない方の参考になればと思います。
本記事では以下について書いています。
- 使ってみたデメリット3選
- 使ってみたメリット5選
- 価格とのバランスはどうだったか?
この記事を書いている私は現在執事歴3年、子供が3人(全員男の子)いるリアル執事です。
そんな私が使ってみた詳しい使用感や私が家で使うならどうするか、ということを書いていきます。
また結論としてケルヒャースチームクリーナーは用途によってはコスパよしです
(私が使っているのはスチームクリーナー SC 2 EasyFix プレミアムです。)
使ってみたデメリット3選
いろいろなところでメリットはたくさん書いてありますので、まずはデメリットや期待外れだったポイントから紹介していきます。
思ったよりも汚れが落ちない
これは詳しく解説すると、落ちやすい汚れと落ちにくい汚れがあります。
その中で目的のひとつだった『シミ汚れ』が落ちにくかったのは残念なポイントでした。
買った目的のひとつにカーペットにできてしまったワインのシミ抜きというものがありました。
しかし、ある程度薄くなりましたが、普通に『あ、ここなにかのシミがあったんだな』とわかってしまうレベルでした。そのため、結局はカーペットはクリーニングに出しました。
様々な方がシミ抜き解説をしていたので、それを試しましたがそんな感じでした。
正直シミ抜きのみであれば愛用のドクターベックマンのコスパがとても良いです。
Amazonや楽天で買えますが、東急ハンズなどホームセンターでも手に入ります。
結構濡れる
これはスチームという性質上しょうがないところなのですが、長時間同じ場所に当て続けると当然濡れてきます。
そのため、水シミになってしまうようなもの(シルクや本革)といったものに対して使うときは要注意です。アタッチメント部分が軽く湿ってきたらそこまでにしておくことが無難と思われます。
また、最初に使う前にシンクや洗面など、水を流せるところに向かって1〜2分ほどスチームを出しっぱなしにしましょう。
本体のホース内の蒸気が水になって残っているので、最初は勢いよく水が出ます。これをやらずにスチームをかけようとすると目的のものがいきなりずぶ濡れになります。
大きい
スチームクリーナーは普通の掃除機くらいのサイズです。割とサイズとしては大きいので収納場所に困ります。
主人の家には使用人室があるので、そこに収納できますので問題にはなりませんがもし我が家に、となるとちょっと収納場所を考えてからでないと持て余しそうです。
まず間違いなく一人暮らしの部屋ではいらないようなサイズ感です。

使ってみたメリット5選
では次にメリットを見ていきましょう。期待通りだったポイントや用途として考えていなかったけれど、とても有用な使い方もあったのでご紹介します。
抜群の消臭効果
消臭効果は感動レベルでした。
主人の家にはペットがいます。もちろんブラッシングやシャンプーをしているのでその子達自体に匂いがあるということはないです。
ただ、どうしてもトイレのまわりやご飯のたべる周りというのは独特のペット臭が付いてしまいます。
そのあたりの掃除のときにこのアタッチメントを使います。このアタッチメントは消臭するときにはほぼ全部これでやれるくらい万能です。

これでそのまわりの床、カーペット、壁を擦らず撫でるように3〜4回掃除するだけでほぼ匂いがしなくなります。鼻を付けた状態で『少し匂いがする…かな?』レベルです。
他にも
- ベッドやまくらなどの寝具
- 車のシートや天井
- トイレの床、壁など
応用範囲はかなり広いです。
なお、トイレのときはアタッチメントを変えて本体はスポット噴射用を使います。

便座や本体はこれでスチームを噴射し、後はトイレットペーパーで水気を拭き取るだけで、汚れも消臭もできます。トイレクイックルとか特にいらないです。
また床はモップ用のアタッチメントに変えます。

これでスチームを出しながら床をやるだけです。こちらも特に洗剤等なくても十分汚れも匂いも取れます。
油汚れがあっさり落ちる
キッチンやシンクまわりの油汚れはもちろんですが、揚げ物後のキッチンまわりの床のなんとも言えない油残りしているような床も一発です。

個人的にはこれがかなり楽でした。特に強くこすることもなく、普通にクイックルワイパーをかけてる感じで十分油汚れが落ちました。ノズルの長さもそれなりにあるため、かがまなくていいのも楽でしたね。
床の水拭きがかなり楽
クイックルワイパー、意外と汚れが落ちなくて何度も同じところをかけたりした経験はないでしょうか?
私はあります。
力が入りにくいからなのか、思ったよりもクイックルワイパーで汚れが落ちず、結局水拭きしたりしていました。挙げ句、力を入れすぎて何本もクイックルワイパーの柄を折りました。
先程も紹介したモップ用のアタッチメントは柄の部分が丈夫なことやスチームの力もあるのでケルヒャーだけで十分汚れをとったり、こびりついた汚れを落とすことができます。
個人的には落ちなかった汚れのために別の雑巾を持ってきてそこだけひたすら水拭きすることが床掃除のときのストレスだったため、これは革命的に楽でした。
ただし、デメリットでも紹介したようにずっとかけていると床が濡れてくるので乾拭きをしたほうがより良いと思います。
私は右手にケルヒャースチームクリーナー、左手にクイックルワイパー(ドライ)を装備してスチームかけつつ乾拭きも行います。
長時間使える
公式サイトによれば私の使っているスチームクリーナー SC 2 EasyFix プレミアムは連続噴射時間30分だそうです。
ただ、主人の広いお家でも30分も連続で使うことがまずありません。
床に関しては5〜10分程度スチームして、そのあと乾拭きというようなサイクルですし、ベッドについても同じように5〜10分スチームしたあとシーツをかけたりします。
そのため、一般家庭では同等かそれ以下の使用時間になると思いますので実質タンク内の水を使い切るまでずっと使っていられます。
スチームアイロンとして有能
これが一番想定外で、絶大なポイントでした。
新しく買ったご家族のお洋服が取り出してみるとシワがついていて、しかももうクリーニングに出す時間もない、というようなときになにか方法を調べていたらケルヒャースチームクリーナーをスチームアイロンとして使う方法というものにヒットしました。
使うアタッチメントは万能のこちら

ただし、すでに予備含め2つのアタッチメントは他の掃除につかっていたので、きれいなマイクロファイバークロスをつかって簡易的にこのアタッチメントを再現しました。


ケルヒャースチームクリーナーのスチーム温度は約100℃とのことなので、熱に弱いシルクのお洋服にも使えます。
こちらがシワ取りの結果です。


大体これが30秒くらいかるく撫でるようにかけた結果です。
ここからさらにポイントごとに分けてスチームをかけてましたが、それでも2〜3分しかかかっていません。自宅で普通のスチームアイロンを使っていますが、それよりもスチームの勢いが強いため、シワが伸びやすかったです。
このスチームアイロン機能はとても嬉しい誤算でした。
いままでつかったどのスチームアイロンよりも優秀なのはケルヒャースチームクリーナーでした。
価格とのバランス(コストパフォーマンス)はどうか?
私個人の結論としてはコスパ良しです。
これが一台あるだけで
- ファブリーズ、ペット消臭剤などがいらない
- 油汚れ用洗剤がいらない
- クイックルワイパーウェットタイプがいらない
- スチームアイロンがいらない
などいろんなことができるのでコスパが良いと思います。
まとめ
じゃあ家用にもSC2を買うか、と言われればこれは実はNOです。
これはなぜかというと、単純に自宅が狭いため置き場所に困るということが最大の難点だからです。
また我が家は主人の家のように広くはないので床などの広範囲を掃除できるというメリットも薄いです。
さらにケルヒャーにはハンディタイプのSC1やSCMINIがあります。
価格面を見てみるとこんな感じ。
スチームクリーナー SC 2 EasyFix 16,000円〜17,000円前後(2022年7月14日現在)
スチームクリーナー SC 1 EasyFix 15,000円前後(2022年7月14日現在)
スチームクリーナー SC MINI 10,000円前後(2022年7月14日現在)
SC2とSC1はほぼ価格差がなく、掃除機のようなキャニスタータイプかハンディタイプかの差ですね。付属品も同じようです。
SC MINIに関しては完全にハンディ仕様で価格が安く、その分アタッチメントが少ないです。私が主に消臭で使っていた万能アタッチメントのみ。
以上のことから私が購入するとすればSC MINIを購入します。
理由としては私が一番感動したポイントが消臭とスチームアイロン機能だったからです。
その2つはどちらもハンディタイプで十分ですし、そのほうが置き場所にも困りません。
追加のアタッチメントでスポット噴射用アタッチメントを購入すればトイレにも使えるのでそれをプラスしても価格面、スペース面からSC MINIの勝利、というところでしょうか。
いかがでしょうか。購入検討してる方やいま使っている方の参考になれば嬉しいです。
それでは。
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