ガーデニングには興味あるけど、こんな悩みや疑問があるから始められない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 何を植えたらいいのかわからない。
- いつから始めたらいいのかわからない。
- 初心者でも育てやすい植物ってあるの?
- 写真映えする花は?
- 興味はあるけど、めんどくさい。
これらにお答えするとともに、おすすめのガーデニング方法や、メリットとデメリットを見ていきたいと思います。
本記事の内容
- 5つの疑問にお答えします。
- おすすめのガーデニング方法
- ガーデニングのメリット、デメリット
この記事を書いている私は現在執事歴3年のリアル執事です。
私がガーデニングに触れたのはこの執事という仕事を始めてからだったので、当初はまったくの初心者でした。
しかし、いまでは主人や来客の方、近所の方にもお褒め頂くことができるようになってきました。
初心者でも出来て見た目に華やかで、かつ時間がない中でも育てられるということをテーマに解説していきたいと思います。
5つの疑問にお答えします。
何を植えたらいいのかわからない。
これについてのポイントは4つ
- たくさん花をつけるもの。
- 花自体のボリュームが大きいもの。
- 花がら摘みがしやすいもの。
- 一年草のもの。
何を植えたらいいかわからない方はこの4つを意識すると良いと思います。
たくさん花をつけるもの
花の量が多いというだけで華やかさというのはかなり印象が変わります。


これは花を植えてある庭園と日本式の庭園、もちろんどちらにも良さはありますが、花が植えてあるだけで華やかさの印象は変わります。
主人の好みは左のものに近かったため、私は花の量を意識してガーデニングを行っています。
花自体のボリュームが大きいもの
また、ガーデニング用の花というのはたくさんあります。その中でも一重咲きと八重咲きの品種というものがあり、これもまた見た目の印象が変わります。


これはインパチェンスという花ですが、八重咲きのほうが立体感があってボリュームがあります。同じ数を植えてもやはり八重咲きのもののほうが華やかさはぐっと上がります。
探してみると八重咲き品種というのは意外に多いのでぜひ探してみてください。
花がら摘みがしやすいもの
花をたくさん咲かせるために必要なことのひとつが花がら摘み。
咲いた花をそのままにせず、見栄えが悪くなった花をどんどん切って取り除いて行きます。そうすると栄養を無駄に使わせず次の花に栄養を集中させることができるため、次々に花が咲いていきます。
ただし、この花がら摘み作業は株数が多いとめちゃめちゃ大変です。
例えばよく売られていて初心者向けとされているペチュニアという花があります。

花数も多く、暑さや湿度にも強いためとても人気な花です。
しかしひとつだけ難点を上げるとすれば花がら摘みがとても大変ということです。
主人の庭には30株ほど植えていますが、花の時期になるとこの花がら摘みだけで2時間はかかります。
そして花がら摘みをしないと花の数が半減していまうのもこのペチュニアです。そのため忙しい人にはあまりおすすめできません。
育てやすい植物については後述します。
一年草のもの
多年草や樹木系の植物というのは植えた年はそこまで花が咲かなかったり量が少なかったりします。
じっくり時間をかけてガーデニングに取り組みたい方向けだと思います。
すぐに始めてみたい、来客に備えてガーデニングしておきたい、みたいな方は一年草ですぐにたくさん花をつけるものをオススメします。
あと仮に失敗しても一年草は基本的にその年のうちに枯れてしまいますので、私はなんとなく心理的抵抗が薄かったです。あと、一年草は安いのでコストパフォーマンスが良いと思います。
いつから始めたらいいのかわからない。
これについては身も蓋もなく行ってしまえば、いつからでも大丈夫です。
育てやすい時期、というのを考えてしまうとなかなか手を出しにくくなってしまうので時間ができたときが始め時です。
どんな植物がその時期に合っているかがわからなくても、花屋さんで売っている苗というのはその時期に育てられるもののことが多いため、それを参考にしましょう。
初心者でも育てやすい植物ってあるの?
実際に植えているのおすすめの植物4つをご紹介します。
ブルーサルビア

まとめて2〜3株植えることでボリュームを出しやすく、背の高さもある花なので立体感を出しやすい品種です。
また1つの花茎にたくさんの花がつくので、花がら摘みも1株につき1回切るだけでできるのでとても管理が簡単です。そのうえ、多少水やりを忘れたり、日当たりがよくなかったりしても枯れにくいので私のような初心者でも育てやすい花でした。
八重咲きインパチェンス

先程も紹介した花です。
日陰でもよく育つ植物のため、日当たりが良くない場所でも育てやすい花です。ピンクの他にも白の品種もあるので、同じ植物でも色のバリエーションを持たせることができます。
また品種は手で軽くひっぱるだけで花が取れるため、元気のない花をどんどん取ることができるので花がら摘みも簡単です。どんどんつぼみができてくるので多くの花を楽しみたいという方にもおすすめできます。
キンギョソウ

この花もひとつの花茎にたくさんの花がつく植物です。
日当たりを必要としますが、日当たりのある場所ではかなりの量の花を咲かせてくれます。しかもこのキンギョソウ、色のバリエーションがかなり豊富です。

赤、ピンク、白、黄色、紫など、このキンギョソウの寄植えだけでもとても絵になります。
それなりに乾燥にも強いので育てやすい植物のひとつですね。
コリウス



この植物は花もつけるのですが、最も特徴的なのは様々な模様の葉っぱです。
これそのものをメインにするというわけではないのですが、葉自体に模様が入っているためガーデニングのアクセントとして使うことができます。
写真からもわかるように色の濃いものや淡い色のイメージのものなど、かなり種類が豊富です。
濃い色の花と白い葉のコリウス、白い花と濃い葉のコリウスというように対象的になる色の組み合わせにするとそれっぽく、おしゃれになります。
写真映えする花は?
花自体のインパクトがあるものを選ぶと良いと思います。
私が好む映える植物を3つほどご紹介します。
バラ

言わずとしれた王道ですね。
そのまま咲いているだけでも絵になりますし、花を剪定して室内の花瓶に生けることもできる万能選手です。
色のバリエーションも赤、ピンク、白、黄色、オレンジなどたくさんあるので好きな色を探していただくと良いでしょう。
意外と育てやすいですが、日本だと葉っぱが病気になりやすいためそこだけは注意。
アジサイ類


最近では様々な品種が作られているのがこのアジサイです。
たくさん花をつける上、育てやすくプランターでもちゃんと花を咲かせてくれます。しかもバラと同じで切ったあとの花を生けることで室内に飾ることもできます。
放置していてもよく花を咲かせてくれるので育てるスペースがある方にはおすすめです。
ただし、とてもよく成長するため毎年剪定をしないとヤブのようになってしまうのでそこは注意が必要です。
エニシダ

鈴なりの黄色い花をつける植物です。
特に肥料をあげなくても、日当たりのいいところに置いておくだけでシーズン中はずっと新しい花を咲かせてくれます。ひとつひとつの花は小さいですが、咲く量が多いためかなりボリュームを出すことができます。
これもプランターでもたくさんの花をつけてくれるので育てやすくおすすめです。
注意点としては花の量が多いため、花がら摘みが大変なことと、水切れするとあっさり枯れます。
なので私は自動給水アイテムを使って、水切れがないようにしています。
興味はあるけど、めんどくさい。
こんな方におすすめなのは多肉植物です。

肥料を与える必要もなく、枯れにくいため水やりも数日に一回、育ちすぎて雑草のようになることも少ない、日陰でもそれなりに育つ、いろんな色や形の品種があるので見た目に楽しい、というようなズボラな私には夢のような植物でした。
しかも土でなくても育つため、室内にも飾ることができます。
ガーデニングや植物に興味があるけど、育てるのがめんどくさいという方は多肉植物の寄植えを買って、家に置いてみるということから始めるとだんだんと植物を育てる楽しみがわかるかもしれません。
おすすめのガーデニング方法
おすすめのガーデニング方法は、プランターでの寄植え栽培です。

こんな感じですね。
またプランターそのものにおしゃれなものを使い、寄植えをすることで豪華で華やかになるます。
最近では『プランター アンティーク調』というようなワードで検索をかけると以下のようなおしゃれなものがいくつも見つかります。

プランターにしておくことで花の移動が容易になるため、見た目の試行錯誤がしやすくなります。
配置してみたときに思ったようなイメージにならなくてもプランターならすぐに移動ができます。地植え(直接地面に植える方法)だとイメージと異なる度に掘り返して植え直すため、植物へのダメージが大きくなります。
また育てているときは日当たりを優先して配置して、来客時には見た目のバランスを意識して再配置することも可能となります。
ガーデニングのメリット、デメリット
メリット
数多くのサイトで『五感を刺激する、育てることの楽しみを味わえる』というようなことが書いてありますが、私が思う一番のメリットは成果が出やすいことです。
見た目の変化がわかりやすいので、うまくいくと主人や来客の方に喜んでもらうことができます。
また、ちゃんと手をかけると花の咲く量が増えるので目に見えて成果がわかります。
何かにチャレンジする上ではっきりと目にできる形で成果が出るというのは、モチベーションアップにつながる大切なことと思います。
普段の生活で達成感を味わうことが少ない、という方はぜひチャレンジしてみてください。
デメリット
ガーデニングにおける一番のデメリットは虫です。
植物を扱うということは虫を呼ぶということとほぼ同義だと思います。土から虫が湧いてしまったり、植えた植物に虫がついてしまったり。
もちろん最近ではハイドロカルチャーのような土を使わない方法で植物を育てることもできますが、育てた植物そのものに虫がついてしまうことはなかなか避けることができません。
そのため、この事態を避けるために防虫用のスプレーなどは必ず揃えるようにしましょう。
まとめ
執事になった当初は買ってきては植物を枯らし、その度に怒られ調べるということを繰り返してきました。
いまだに初チャレンジする植物はうまく咲かなかったり、枯らしてしまうこともありますが一度そのようなことがあると人間学ぶもので、翌年はきれいに咲かせることができたりします。
いまでは土作りから行ってガーデニングを楽しんでいます。
人間と違って、植物というのは正直で自分のやったことがそのまま反映されます。そのため人間関係に疲れてしまった方にもガーデニングはおすすめできるなということを最近では思っています。
仕事でガーデニングをしているためそろそろどんな植物でも育てられるのでは、と思い今年から家庭菜園を初めてみましたが、ものの見事に枯れました。どうやら虫にやられてしまったようです。
まだまだ今年チャレンジできる野菜は残っているので、また苗を買ってきてチャレンジしてみます。今年がだめでも来年はおいしい野菜が取れるように試行錯誤を繰り返していきます。
家にいる時間が増えたという方はガーデニングや家庭菜園など、成果が如実に出ることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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