お金持ちの視点:募金を良しとしない。

※あくまで主人の主観です。

一般の方の間でも、募金は賛否様々な意見がありますが主人の考えは個人的にとても納得だったので少しご紹介します。

いかなる理由であっても募金を良しとしない。

基本的に主人は募金はしません。

もちろん付き合いの上でどうしても必要な場合はすることもあります。

なんとなく私はお金をたくさん持っている方はボランティアをしたり、募金をするイメージを持っていました。そんなこともあり「何かボランティアをすることはあるのですか?」と聞いてみたことがあります。すると主人は

主人
主人

ボランティアをすることはあるよ。

でも募金はしない。いかなる理由であってもね。

ということで募金についてはバッサリでした。なぜボランティアはして、募金はしないのだろうと不思議でした。

主人
主人

人的、物質的な支援をすることはいいことだと思うよ。

でも、昔動物保護団体の人に『募金ではなく、ペットフードを実際に買って送るという協力ならするよ』と伝えてみると頑なに「それはやめてほしい」言われたんだ。

なお、その動物保護団体では募金を募って、その使い道は保護動物たちのフード代にする、と標榜していたそうです。

主人
主人

『フードだと消費期限の関係から処理に困る、募金にしてほしい』というので、「では定期的に発送するということではいかがですか?」と伝えても色々理由をつけて最終的には『募金にしてほしい』と言われたよ。

たまたまその団体が怪しかっただけなのかもしれませんが、私も少なくともそういうところは信用できないなと思いました。

主人
主人

もちろん信用できる団体もあるのかもしれないけれど、その見極めは難しいと思う。

もし募金したところがそのお金を自分たちの懐に入れているのだとしたら、募金した私もそれに加担したことになると思うから、やらないことにしている。

最近では、募金した金額と使用用途を公表しているところもあるようですが、それが真実かどうかはわからないことでもありますので、なかなか見極めるというのは難しいなと感じました。

なお、知人友人で信用できる方がやっている団体には募金をすることもあるようです。

こどもの募金活動について

子供のころ、私自身もやったことがありますが、こういった募金を呼び掛ける活動を子供たちがしているところはたまに目にします。

しかし主人はこれについてははっきりと「ダメだ」と言います。たとえそれは信用できる団体がやっている募金活動だったとしてもダメとのこと。

主人
主人

お金や仕事に対する考え方が未成熟なうちに募金活動をしてしまうとお金とは呼びかければ容易にもらえるものという認識がついてしまうように思う。

これも納得してしまいました。

主人のお金に対する考え方のひとつとして、何か努力したことに対する対価である、ということがあります。

主人
主人

なんの努力もしていない人が対価を得るのは良くない。その経験が多い人は努力をしなくなる。

人によって努力できる範囲や内容は違うけれど、その人ができる努力をしないといけない

老子の格言にも「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。」というものがありますが、これに通ずるものがあると思います。

主人
主人

そのときはどうにかなっても、長い人生を考えるとしっかり自分で努力できるようになったほうが困らない。その人のことを本当に考えるのであれば努力する機会や努力するタイミングを与えたほうがいい。それがやさしさというものだと私は思うよ

私自身もこれは主人によく言われますし、その機会を与えてもらったと感じることがありました。そのあたりの話も後日書きたいと思います。

最後に

お金持ちである主人の考えを聞くたびに、お金持ちが語る『お金』についての考え方は説得力があり、だからこの人はお金持ちになりえたんだなと目からウロコが落ちます。

『お金』というものに対して深く考えることがなかった私ですが、執事という仕事についたことによってお金に関する本を読むようになりました。そしてその中に書いてあることの多くが主人が言っていることと同じようなことだったり、その裏付けになっていることが多いなと感じます。

餅は餅屋に、ということわざがありますが、やはりお金のことはお金持ちに聞くと非常に勉強になるなと感じる出来事でした。

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