よくよく考えれば当たり前なのにあまりこれを意識しているお店を見かけないというのが率直な感想です。高級店になればなるほどやっている、ように思いますがやっていないところもチラホラ。
売る気がないのかと思ったよ。
お買い物のために送迎として同行したときにあったお話です。
いつもお買い物されるときはすでに買うものが決まっていることが多いので時間がかからないご主人。でもその日はいつもよりも早く、それこそ5分ほどで戻ってきました。

あまり良くなかったから、違うお店に行こう。
こう仰られたのでそのまま別のお店へ移動しました。その道中「何があったのでしょうか?」と質問してみると「すごく待たされそうだったから、そのまま出てきた。」とのこと。
よくよく話を聞いてみると簡単に説明すると感染症対策の観点から、店内に入れる人数を制限している、だから順番を待ってください、ということのようです。
(それはしょうがないのでは・・・?)と思ったので、それをそのまま聞いてみると

買うものが決まっているかどうか、聞きもしないで『お待ちください』と言われたんだ。売る気がないのかなと思ったよ。買うつもりだったのにね。
これにはなるほど、と思いました。たしかにすでに購入するものが決まっている方がいればさっさとその人へ売ってしまったほうが、お店としては売り上げになるなと。そしてそれを聞くだけならすぐできるしお金もかからない。意外と高級店でもこれをしていないお店が日本には多いそうです。
似たような話は他にも聞きました。例えば「買わないお客さんを延々案内する店員さん」「買うものを予約しているのに、順番待ちをさせる店員さん」「開店時間が遅いお店」等…。主人はこういうお店は損をしていると言います。
「買わないお客さんを延々案内する店員さん」
主人が買いたいものが決まっているのにそれが見つからず、結局見つからなかったからそのままお店を出た、という話です。
そのときの店員さんは他のお客様に張り付いて延々お話をされていたようです。後ほどまたそのお店の前を通りかかったときにちょうどお店から出てきたようですが、何もお買い物はされていなかったとのこと。
あのとき、一度主人に声をかけてさえいれば少なくとも何か売れたのに…。
「買うものを予約しているのに、順番待ちをさせる店員さん」
とあるブランドの鞄を電話で予約し、それを買いに行った時のお話。
会議の合間に隙間時間ができたのでそのお店まで行くことに。そうするとお店で「順番にご案内しまうのでしばらくこちらでお待ちください」とのこと。
すでに商品を予約していて、それを引き取りに来た旨を伝えても「順番ですのでお待ちください。」
すぐに次の予定があるからという旨を伝えても「順番ですのでお待ちください。」
壊れたロボットなのかと思いました。結局主人はそこで買うことを辞め、別のお店で同じ鞄を買いました。後に私が電話でその鞄の予約はキャンセルしました。
予約していたことで待たせても買ってもらえると油断していたのでしょうか?
「開店時間が遅いお店」
主人を含め、お金持ちはある程度朝早くから行動開始する方が多いように見受けられます。その方々が買い物をするのは午前中です。夜は大事なパーティやディナーの予定があることが多いからです。
ハイブランドのお店であっても、開店が11:00や12:00というところが多く見受けられました。これではそもそも買い物をしたいと思うときに買えません。
ハイブランドなどの高級品は富裕層に売ってこそだと思うのですが、そういう方々の行動パターンをあまり理解されていないのかなと思ってしまいました。
最後に
このように売るタイミングを自ら逸してしまっているお店や店員さんが見受けられると、「売る気がない」と思われてしまってもしょうがないのかなと思いました。
そして主人が重要視しているのは欲しいときに買える、気持ちよく買い物ができるかどうかという点のため、これができるお店は他の富裕層からも支持されるのでは?と庶民ながら思いました。
タイミング、超重要。
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